菊間瓦の試験
より良い品質をめざして
より良い品質の菊間瓦を市場に提供するために、産地では、瓦品質向上試験室で、曲げ破壊試験、吸水試験、耐寒試験などを行っています。
耐寒試験
曲げ破壊試験
物性概要
吸水率 | 10%以下(JIS 15%) |
曲げ破壊値 | 200kg以上(JIS 150kg) |
耐寒試験(凍害) | 試験体を吸水させてから取り出し直ちに-30度Cプラスマイナス3度Cの冷凍槽内に入れる。 3時間以上経過するとこれを再び清水中に浸し、1時間以上入れた後、ひび割れ、はく離等を調べる。これを繰り返し行なう。 |
粘土瓦の特性
- 色ムラ
粘土成分の違いや、気圧・気象条件による焼成窯内雰囲気の変化により、微妙な色ムラが発生している場合があります。 - 黒ずみ
いぶし瓦は、経年変化による黒ずみなどの色変化が発生する場合がありますが、これは、自然素材であるいぶし瓦特有の現象であり、品質の劣化を伴うものではありません。 - 赤錆
いぶし瓦は、粘土に含まれる鉄分が瓦表面にある場合、雨水により点状の赤錆が発生する場合があります。これは、品質的な劣化ではなく、表面層での一時的な現象であり、拡大したり、また、内部に進行するものではありません。